アオリイカの生態を知ってエギングを始めると釣果に差が出る!?
アオリイカの生態を知ろう!
アオリイカの生態を知ることで釣果に差が出る事を知っていますか?
せっかくタックルを揃え、時間とお金を使ってフィールドに行くわけですから、
アオリイカの引きを楽しみたいですよね?
また、アオリイカは釣って楽しい、食べて美味しい!ですから、
イカ刺を堪能できるようにしっかり知識を身につけてチャレンジしてみて下さい(^^)
イカ刺とビールは最高です!
目次
アオリイカの活性が上がる時とは?
アオリイカはエサを求めて岸近くに寄ってきます。
ですので、ベイトとなる小魚が多ければ、それだけアオリイカの活性も上がります。
つまり、小魚が集まる条件を知っていれば釣果も期待できると言うこと。
また、イカは夜釣りも出来る。
堤防周りでは、街頭があるようなところはプランクトンが集まり易くエサを求めて小魚が集まり、小魚を求めてアオリイカが寄ってくるのだ。
街頭があれば是非一投目は静かに近寄って投げてみると以外と当たる可能性がある。
アオリイカが釣れる時間帯は?
小魚は動物プランクトンを食べて成長します。
動物プランクトンを食べるのは朝夕のマズメ時。
特に、アオリイカは夕まずめが一番と言われている。
潮の動きも活性化の大きな要因
潮の動きも小魚たちを活性化させる。
潮流があたる場所では、海中に酸素が取り入られるし、海底のプランクトンが海中に巻き上げられ、小魚の活性が上がる。
しかし、あまりにも時化があるような時にはエギを底まで沈める事が難しくなり、釣りにくい。
逆に流れがよどんでいるような場所では生物の数も少なく、活動もにぶい。
また、潮は干満によっても動く。
潮位の低い干潮から、潮位の高い満潮に向かう上げ潮の時も、逆に満潮から干潮に向かう下げ潮の時にも流れができる。
干潮と満潮の間隔は約6時間で、一般的に魚の食いが良くなるのは、満潮のピークの約2時間後(下げ3部)から干潮のピークの約2時間前(下げ七分)と、干潮のピークの約2時間後(上げ三分)から満潮のピークの約2時間前(上げ七分)。
ですので、湾内の比較的穏やかな場所でも潮の動きで活性も上がってくるので期待大。
※干潮のピークは潮止まりといって、基本的に釣りには向いていない。
潮まわりとは?
潮の干満は月の引力によって起こる現象で、月の満ち欠けによって潮位差は変化する。
たとえば、満月と新月の前後3日〜4日間を大潮といい干潮の潮位差は大きくなり、潮の流れも早くなる。
逆に、上弦や下弦の月のときを小潮といって干満の差が小さくなり、潮の流れも緩やかになる。
アオリイカは動くエサ以外には反応しない?
イカは大きな口があるわけではありませんし、泳ぎが速いと言うイメージもありません。
しかし、魚類や甲殻類など生きたエサに襲いかかります。
ですので、当然エギへの反応はいい。
ルアーにも良く反応するが、バラシがが多いのでエギでが圧倒的に有利だ!
エギングのターゲットになるのはアオリイカやコウイカ、ヤリイカやケンサキイカなど。
なかでも、アオリイカは大きいもので胴長40センチ、4キロにも達し他のイカよりも釣期が長い事から人気が高まっている。
アオリイカは堤防や地磯など岸から狙えるなども人気の1つ。
アオリイカは死んだエサを食べない?
そう。アオリイカは死んだエサを食べないのだ。
つまり、動くものをエサとして認識するようだ。
エギングでシャクる動きもこの事に通ずる。
アオリイカは目がいい?
イカ類は視神経が発達していて、片目で約180度の視野があると言われている。(サッカー中田選手くらい。笑)
しかし、背後や胴の先端の方向で早く動くエサはとらえにくく、最も良く見えるのは足が伸びている方向だと言う。
また、基本的にアオリイカは目でエサを認識するが、真っ暗でもエギに抱きついてくるので、視覚以外にも何かの機
能があるのかも知れない。
透明なアオリイカと黒っぽいアオリイカがいるのはなぜ?
九州地方では、アオリイカをミズイカとも呼ぶ。
これは、環境に合わせて体の色を変えられる性質から名づけられました。
底にいるアオリイカの体は黒っぽいが、表層では透明に近い。
このように環境によって体の色が水と同化するのだ。
そして、自分の身を水中で隠しエサを巧みに捕らえられるように進化した。
これによって、小魚やエビたちはその存在に気づきにくい。
また、アオリイカの子供にもこの能力は備わっていてる。
子供が表層近くに群れているのはイワシなどの稚魚などに自分が気付かれない為だけではなく、外敵から身を守る為でもある。
アオリイカの季節と成長
たまに40センチ(4キロ)を超える大物が釣れる事もある為、アオリイカは何年も生きていると思われるが、基本
的に生まれて一年で一生を終える。
そして、広い海域を回遊することは無く(近場ではある)深場と浅場を移動するのが基本だ。
産卵について
産卵は春から初夏に行われ、3週間ほどでふ化する。
ふ化した直後は数ミリから1センチ程度で、やがて親指くらいの大きさに成長し岸付近の海面に大きな群れで漂っている。
岸近くには動物プランクトンが多く、それを捕食している。
夏から秋になると胴の大きさがコロッケサイズから手のひらサイズに成長し、表層でイワシなどの小魚を活発に追い
回しているので、エギに乗りやすい。
ですので、初めてエギに挑戦する人は秋が一番いいだろう!
数釣りが出来て、楽しい季節(^^)
是非挑戦してみて下さい。
冬に近づき水温が低くなると・・・
冬に近づき気温が低下し表層の水温も低下すると、アオリイカは低層へと居場所を変えます。
さらに水温が低下するとアオリイカたちは水温の安定している深場へと移動し、おかっぱりでは狙いづらい状況になります。
そして、また春になり成長したアオリイカが再び産卵の為、浅場へと移動し海藻などに卵を産み付けます。
産卵は複数回行われ、一年が経ったアオリイカの殆どが死んでしまいます。
この成長サイクルを見ると、春から初夏は大型狙い。秋からは小型の数釣りシーズンとなることが分かります。
産卵シーズンが長くなることも?
通常、産卵のピークは6月頃だが早い個体では4月から産卵し始め、遅いものでは9月頃に産卵する個体もいる。
そうなると、早く産まれた個体は水温が高くてエサの豊富な時期と成長期が重なるので大きく育つ。
逆に、遅く産まれた個体は成長期に十分なエサを取ることがでない。
アオリイカはもともと南方系のイカであり、高水温には強いが低水温では生きていくことができない。
そのため、十分成長していなくても水温が低下すれば深場に移動せざるをえないのだ。
このように冬〜春に小型が釣れ、夏〜秋に大型が混じる場合があるのだ。
ですので、夏〜秋のシーズンでも少し大型も期待していいとこです。
アオリイカの泳ぎ方
イカ類は漏斗(ろうと)と呼ばれる器官をもっていて、体の中に取り込んだ海水を漏斗から噴射することによって進む。
いってみればジェット噴射で移動するのだ。
ジェット噴射の向きは自由自在に変える事ができ、エサをに襲いかかる時は足が伸びた方向へ進み、外敵から逃げるときには胴の方向へ向かって進む。
また、エンペラも泳ぐ為に使われる。
特にアオリイカはヒレが大きく、これを波打たせてスライドするように静かにエサに近づいたり、海藻の上あたりで
ホバリングしながらエサがくるのを待ち伏せしていたりする。
アオリイカの捕食パターン
すでに述べたようにアオリイカは目がよく、特に足が伸びている方向にいるエサはすぐに発見することができる。
いったんエサだと認識すると、触腕を前に伸ばして素早くエサに近づく。
このときエサが、自分から遠ざかるように逃げると急いでエサに触腕を絡みつかせる。
しかし、もしエサが逃げるような素振りを見せずにじっとしているような場合には、すぐには襲いかからず、そのまま様子を見る。
そして、確かにエサだと判断すると一気に近づいて触腕を伸ばしエサを捕らえる。
よほどの空腹でなければ死んだエサは食べないので、たとえばイカが近づいた時にエギをフォールさせてそのままボ
トムに沈めておくとアオリイカは興味を失ってしまう可能性もあるので、何かのリアクションが必要である。
また、アオリイカはエサの体長が自分の胴長の2倍程度あっても襲いかかると言われている。
このイカの生態を考え、自分の釣りにいかして頂けたらと思います(^^)